忘れもしない 去年の1月11日。
スポンジレシピ本で編集担当してくださった 鈴木ひろみさんから はじめてメールをいただいた。
はじめまして。五月書房(ごがつしょぼう)という東京の出版社で、フリーで単行本の編集を担当しております鈴木ひろみと申します。実は、くにまんがさんのブログをもとに単行本が出版できないかというご相談で、メールをお送りいたしました。夢みたいな話に、小躍りするほどうれしかった私。
喜んでOKしたものの、それからが大変だった・・・・・・
でも本のあとがきに書いたとおり、他の誰でもない、鈴木さんのおかげで、
私にとっては最高の本ができたと思う。
実は本を出版するにあたって、レシピ本として先輩の、ある方にメールで相談に乗っていただいたのだが、その方のアドバイスは「何より編集者の人柄が大事」ということだった。
本を作っている数カ月の間、そのアドバイスを痛感しまくりだった。
あのスポンジレシピを、本に・・・という話を持ちかけてくださったのが、
鈴木ひろみさんで 本当に本当によかった。
何度も何度も長文メールを交わし、ときには意見が衝突し、
納得いくまで話し合い、
私が凹んだ時は真心こもった言葉で励ましてくださり、
常に私の精神状態を気遣い、
締め切りを激しく過ぎてもプレッシャーをかけることをせず、
気持ちが楽になる言葉をかけてくださり、
シングルマザーで他の本の仕事も抱えて、ご自分も大変なのに
常に私の心と体を気遣ってくださった。
電話では関係ないことまで話し込んで
毎回長電話になってしまった。
「くにこさんが東京に来ることがあったら、一緒に食べ歩きしましょう」
本発売後 今年1月の電話でそんなことも話した。
それなのに・・・・・・・・
数日前、
鈴木さんがくも膜下出血で突然亡くなられたと 出版社から知らせが来た。
あまりのショックに 思考回路が停止してしまった。
出版社への返信も、言葉が出てこない・・・
神様・・・・・・・・
こんなことがあっていいんだろうか・・・
信じられない・・・。信じたくない・・・。
ご冥福をお祈りしますとか・・・
そういう言葉すら しっくりこない。
突然すぎて・・・残酷すぎて・・・
結局メールと電話だけだった。
それでも とても深いお付き合いができた。
いつか会うことがあったら・・・朝まで語り明かそうと思っていたのに・・・
今はまだ 本当に 言葉が出てこない。
本作りの数カ月の間、鈴木さんから頂いた250通以上のメールの一部。
この一つ一つが、心のこもった長文メールだった。
この人が もういないなんて・・・
本当に本当に 信じられない・・・