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誰かの役に立てば…という思いで書いてます。文章長いけど人差し指より薬指の方が長い人には楽しんでもらえるかも。
by kunimanga
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★自己紹介★

●異常な凝り性

●全く興味ないこと:美容、ファッション、芸能界

●縁がない言葉:オシャレ




過去にスポンジレシピ本
出しました↓


(もう古本しかありません)





二段調理可オーブン(コンベクション式)でパンを焼くと、周りを先に固めてしまうのでふわふわにならない!
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2023年 09月 16日
長男の恋愛 その5 彼女の優しさ
三度目に会ったのは

外出先から(車で)帰った時
ちょうど後ろに長男の車がついてきてた状態で

また趣味道具(釣り竿とか)を取りに帰ってきたんやな
と思って

私の車の後ろに長男が車をつけて
私が降りるより先に長男が車から出て家に入った

私は買い物袋を車から降ろして
家に入ろうとすると 

後ろから
「こんにちは」

あ、彼女さん、長男の車に乗ってたのか

この時点で
黙って車に乗って待ってれば
(長男は物をとってすぐ戻るだろうから)
私と会わずに済むのに

わざわざ車から降りて声をかけてくれて

私は嫌われてないんだな~と嬉しかった


また前回と同じように

長男と暮らすのが大変じゃないか、
ストレス溜めてないか、
(本当に異常なだらしなさなので)
ちゃんとしつけられなくて申し訳ない

という話をすると

「お母さんの育て方が悪かったとかじゃなく、
男の子ってお母さんがちゃんと育てようとしても
思い通りにならないものですから」

みたいな感じで私をかばってくれた
(多分男兄弟がいるっぽいようで
息子育ての苦労を知ってるようだった)

「いやいや、、、、、
私自身が、
振り返ったら引き出しが全部あきっぱなしのような
発達障害やねん(汗)普通ちゃうねん、
だから家にも上げてあげられなくてごめんなあ」

彼女は笑っていた


そして・・・・その時点で長男と彼女は25歳、


今話すのもなあ…と思ったが
ずっと心配していたので

「こんなこと、いうのもあれなんやけど・・・」

と、
長男は結婚する気がないらしいこと、
女の子の大事な時期を消費する結果にならないか心配している話をした


「今年の10月までに喧嘩がなければ結婚しようってことになったんです」
(たしか2月頃?だった)

「あ、そうなん」


一応二人の間で結婚の話題は出てるんやな、
と少し安心した




「心配だった」といいつつ

離れて暮らしてるし
長男は滅多に顔を出さないし
(趣味道具を取りに帰るか
釣った魚をばーちゃんに届けるくらいでほぼ私と顔を合わさない)

数か月単位で会わないこともよくあり

私も他の事でいっぱいいっぱいで忘れてることもよくあったが

ふと

どうやろなあ・・・あのふたり・・・・

と言う感じだった




猫のしーちゃんのがんの事は長男に報告していた

しーちゃんは長男が私のためにもらってきてくれた猫だった


しーちゃんがいよいよ弱ってもう数日…と言う状態になった時

長男がしーちゃんに会いに帰ってきて
その時彼女は車で待っていたようだった



長男「彼女も家にあげてええか」

えっ・・・


優しい子だから猫に挨拶しに来たいと思ってくれてる・・・

でも・・・この状態の家はよう見せん(汗)

あと、、しーちゃんの事で本当に心底参っていた時だった
受け入れる心の余裕がなかった

私「ごめん、家汚いから・・・」

長男「そんなん気にせんでええのに」

私「心の準備が出来てなくて・・・」


長男がどういう風に彼女に伝えたのか知らない
申し訳なかったな・・・・せっかく優しい気持ちで言うてくれてたのに


ばーちゃんの猫が弱った時も会いに来てくれてた話は聞いていた

本当に優しい子だと思った




その数日後
しーちゃんを見送って

私のLINE報告に長男から返事はなく

長男はばーちゃんに「おかん大丈夫?」と送っていた

それが嬉しかった




その数日後
長男が何の用事か 帰ってきて
しーちゃんのお骨を見て

私が最後の様子を報告して



「これ 彼女から」
長男の恋愛 その5 彼女の優しさ_c0018617_07595027.jpg

高級和菓子と洋菓子の小さい詰め合わせ
この辺りでは買えないもの




その時
本当に本当に彼女の優しさが
しみ込んで泣けた


和菓子は大好きなもの
長男の恋愛 その5 彼女の優しさ_c0018617_08001797.jpg
阿闍梨餅



洋菓子はあこがれて一度食べたいと思ってたが
食べる機会がなかったもの
長男の恋愛 その5 彼女の優しさ_c0018617_08005151.jpg
ツマガリのクッキー詰め合わせ




ものすごく嬉しかった

私からは何もしてあげられてないのに
弱り切った私にこの彼女の心遣いは本当にしみ込んだ



こんな優しい子が
長男をずっと好きでいてくれている

一緒に住んであきれ果てると思ったのに5年も



「この10月までに喧嘩しなければ結婚」



もしそうなったら
彼女は苦労の人生になる

長男と一緒になると言うことは
お金の心配もついて回る

私が彼女に投資やNISAについて教えてあげよう



でもどうも
その時の会話でも
長男は結婚の希望がまったく無いようだった






# by kunimanga | 2023-09-16 08:02 | その他 | Comments(0)
2023年 09月 14日
長男の恋愛 その4 私と長男の彼女の関係
その2、その3に書いた通り
長男に関しては
特殊な育て方と関係なので

家を出て行ってからも
親に会いに帰ってくるなどということは皆無
物(ゴルフクラブ、釣り竿等)を取りに来たついでに
(実家が物置状態)
猫に会いにリビングに入ってきて

私が居たらちょろっと会話するという程度


彼女は一緒についてきて車に乗ってるのか

それとも男友達との遊びの外出で
彼女をアパートにほったらかしなのか

私もその都度聞いたりもしなかった


我が家の前にばーちゃん(母)の家があって
長男はばーちゃんの家の前に車をとめることが多かったから

母は彼女とはちょくちょく顔を合わせていた


「優しい子」と、母は良く表現していた


私もそう感じたのは、

母の猫が弱った時に
パウチとか色々持ってお見舞いに来てくれたこと

その時
鳥好きな子(鳩を飼ってる)は猫嫌いかもと思ってたけど
そうではないんだな、と思った


その後 母の猫が死んだときも
お墓にお花を供えに来てくれた





私の
「他人は家に上げるな」オーラを長男はわかっていたし
家がいつも汚いので
彼女を我が家にあげることがなかったので


私が彼女と会ったのは私は
覚えている限りで3回

一度目は
同棲して1年か2年たったくらいの
ある年の元旦

私の勤めていたスーパーに
私の仕事中に
長男と彼女と彼女のお母さんとで
買い物に来た

同棲中のアパートと彼女の実家がある隣町のスーパーがみんな
元旦営業をやめて休んでいて

私の元職場のスーパーは元旦から営業していたので
こっちへ買い物に来たようだった


長男は今までも
付き合った相手のお母さんとはとても仲良くなって可愛がってもらう傾向があった


今回の彼女の時もそう感じていたが
やっぱり正月に一緒に買い物に来るということはそんな感じだな
彼女の親御さんとは仲良くやってるんだな
少し安心した


「同棲する」と聞いたとき

こっち(男側の親)は賛成も反対もしないが
相手の親御さんはどう思ってるんや?と聞いたら
「相手の親の方が乗り気」と
長男が言っていたのだが

ホンマかいな…と少し心配だったのだ



勤務中(しかも元旦)に
不意打ちで初対面となり

「は、初めまして」
とってもアワアワとした態度で
「こんなどーしようもない息子に良くしてくださってありがとうございます」
とか、お礼を言ったら
「いえいえ!こちらこそよくしてもらってるんですよ~!」とかばってくださった

彼女には
「自分の始末を何もしないだらしない子やから
一緒に住んどったらめちゃくちゃシンドイと思う、
我慢したり耐えたりしてストレス溜めてない??
嫌なことは嫌とちゃんと言ってな」
「なんせどーしようもない奴やから」

とわが子をけなしまくってたら
彼女は
「いえいえ、大丈夫です(笑)」
「ほんまに!??無理したらあかんで~!」
「ほんとに大丈夫です(笑)」
と笑ってくれた




一度私の誕生日にケーキをくれたけど
お礼は長男に伝えてと言ったが
長男が(発達障害故)ちゃんと伝えるような性格ではないこと

お返し的なものを長男に渡しても車に放置で腐らせたりしそうな子なので
一切こちらからは何もしなかったこと

その後もこちらからの接触は一切しようとしなかったことで

彼女には
「私、お母さんに嫌われてるやろか」
と誤解されてないかな~と思っていたが

この元旦の初対面でその誤解は解けたと思う



二度目は

前回から1~2年経った
これまたお正月

母の家に姉が来ていて
きんかんマフィンを焼いたのを持って行ったら
そこに長男と彼女もいた

長男が正月に私に会いに帰ってこなくても
恩があるばーちゃんの顔を彼女と見に帰ってることにちょっとほっとした


私は彼女と
これまた不意打ちで会うことになった

前回と同じようなことを彼女に言って

前回と同じように彼女は笑っていた



脱いだものは脱ぎっぱなし
何もかもを置きっぱなし
改善する気ゼロの
発達障害の長男と暮らして
本当にしんどくないんだろうか???

お金を貯める気もゼロですべて使い切ってしまう

取り得は他人への優しさはある、でも基本は自己中

自分の息子をけなしてばかりいるようだが
本当によそ様の娘さんに
苦労しか与えないような男なので

この先二人はどうなるんだろう・・・・


と言うモヤモヤした思いがずっとあった




三度目に会った時に

はじめて少し深く話すことになった

結果的にはそれが彼女に会った最後の機会になった








# by kunimanga | 2023-09-14 07:50 | Comments(0)
2023年 09月 10日
長男の恋愛 その3 想像だけだけど心配だった
長男が発達障害というのは
診断を受けたわけではない

それ専門の病院へ行くと
薬を処方されるだろうから
それに抵抗があった

発達障害は薬でどうこうするべきものじゃないと私は思う

長年不必要な抗鬱剤を処方され その副作用で
パーキンソン病になってしまった義母の経緯から
私は薬も医者も全く信用していない

(医者は神様、薬は万能と信じてる人は
「医者が飲まない薬」等の言葉で検索してみてください
薬をポンポン出す医者は患者の人生なんて全く考えてません)

発達障害と診断され薬を飲むなんて
脳に作用する薬を飲むなんて
めっちゃ恐ろしいこと

私は息子にさせたくなかった


発達障害と言うものを知って
幼い頃からもっともっと肯定して育てていれば
(エジソンは学校が合わず
親が学校を辞めさせたそうだ)


他人と違うことを怒らず
持って生まれてる特徴だと理解して
もっとかばってやって育ててたら


今みたいに「自分なんかどうなってもええんや」
と言う意識で生きていないだろうし

自分が他人に比べて出来ないことを
改善しようという気持ちも少しは芽生えていただろう


発達障害は「障害」と言う言葉の響きが悪いが
「特徴が普通の範囲より大きい」というだけのことで

悪いことでは何もない


歴史を変えてきたような人物
人の心に残る芸術を残してきた人は
発達障害の人が多いのも、有名な話

(ベートーベンの部屋が汚くて引っ越しを何十回もしたとか
モーツァルトが変人だったとか)


私がその知識を早くに知っていれば・・・

「なんで普通のことが出来ひんのじゃ!!!
特別すごいことせーいうとんちゃう!!!
頼むから『普通』になれ!!!!!」
怒鳴りまわって否定しまくらなければ・・・

自暴自棄な性格にはならなかっただろう


発達障害を知ってから
否定することは辞めよう
出来るだけ肯定していこう
と心がけたが

赤ちゃん期から高校生になるまで否定され続けた長男は
「自分なんかどうなってもええ」
「人生なんかどーでもええ」
「いつ死んでもええ」
と言う意識が根底にあってずっと消えない

会話の端々に常にその空気が出ている


そして、、だらしないところや注意欠陥なところも
直そうという気もない



だから、そんな長男と一緒に暮らしてる彼女は
さぞかししんどい思いをしているだろうと思って心配していた


発達障害を完全に理解して
ぴったりはまる形の発達障害の人でも無ければ
「のだめカンタービレ」
のだめと千秋の男女逆バージョンが理想)


普通の性格なら
一緒に居てストレスが溜まりまくるだろう



さらに長男は趣味が多く活動的で
土日となればサバゲ―だ、野球だ、ゴルフだ、釣りだと
趣味道具を実家に取りに帰ってきて
男友達と出かけている様子


彼女、ほったらかしになってることが多いんちゃうやろか

長男が散らかしたものをアパートで片付けて
モヤモヤしながら待ってるんやろか


長男も物を取りに帰っても
自分の部屋だけ行って私のいる部屋へ来なかったり

数か月会わないこともあったので詳しくはわからないが

どうも、
「彼女を愛しく思って大切にしている」感を感じない




離れて暮らしてるし
干渉は絶対しない


けど心配はずっとしていた

大事にする気がないなら
「自分にとって都合がよく便利」なだけの彼女なら

いつか、彼女が耐えきれなくなって終わるだろう・・・・


そしてお金が貯められない長男
それも、自暴自棄な性格故
「貯めたってしょうがない」
の意識があるからで

これは私の育て方(否定ばかり)が大きく影響してるので
どうこう言って直るものでもない

長男が稼いだお金を全部使ってしまっていても
趣味をするエネルギーがあるなら
「生きてるのが楽しい」と思ってくれてるならいいと

私はそんな気持ちだが


そんな男と、もし結婚となると
彼女に申し訳なさすぎる・・・・・

そういうタイプの男と一緒になるのは
しんどい人生になること確定だから


私が娘の親だったら
そういうタイプの男は・・・

と思うから

彼女の親御さんはどう思ってるんだろう
と、ものすごく気になっていた




彼女自身も長男も
「子どもは絶対作らない」と言う意見は一致していた
そこが救いだった





上記の事は
全部 ちょこちょこと見る
(たまーに物を取りに実家に帰ってくる)長男の様子から
私が想像しただけの事であって

実際はわからない

たまに彼女も車に一緒に乗って来てたようで
庭作業中の母(ばーちゃん)は二人の様子を見て

「そんなにあんたが心配するほど
彼女に対してエラソーでもないし
ええ感じやで」
と言っていた


長男は二十歳までは一人の人と1年続かないような感じだったので
すぐ終わるんだろうと思っていたが

3年くらいたったところで

「結婚する気はない」

と本人から聞いたので

「それやったら彼女が20代後半になるまでにははっきりさせとかなあかんで」

とだけ
口出しをした



はっきり・・・と言うのは、別に別れろと言う意味でなく

自分は結婚する気はないとハッキリ相手に伝えること



別れるのがめんどくさいとか
彼女の存在が便利だからとかで
大事な話題から逃げて

ズルズル彼女の大事な数年を消費させたらあかんで

ということを話した

長男はめんどくさそうに聞いていた




# by kunimanga | 2023-09-10 07:29 | Comments(0)
2023年 09月 09日
長男の恋愛 その2 私の、長男の育て方

「前の彼女は我が強かった。ワガママはあかん」
「今度の彼女はワガママちゃう」

それってあんたにとって都合ええもんしか要らんってことやんなあ・・・


ずっと心配していた






私は長男の育て方はものすごく間違っていた


それまでの人生の色々な要素で
甘やかされた男と言うのが大嫌い
男の子は厳しく育てるべきだと思っていた

そんな私に最初に生まれてきた男の子は
ずっと後で分かったのだが
注意欠陥系の発達障害の気がある子だった



幼いころから、声をかけるまで次の動作をしない子だった
自分から服を着れるようになろうともしないし
とにかく「自分から」がない子

私はその頃同居して非常に孫に甘かった義母の影響だと思っていた

耐え切れず別居した

その後育っていく過程でも

だらしない、自分から動かない
極度のめんどくさがりで
何もかもをほったらかしにする

学校でも
点数は取れるからバカでないのに
提出物を全く出さないから内申点は低い


その時代も
子育て期間も
発達障害という言葉は今ほどメジャーではなかった
私も学校の先生も
「しようと思えばできることをなぜしないのか」
「怠け者」とい思い込んでいた


夫は子育てに全くノータッチ
いつも自室にこもってゲーム

男三人を叱るのは私だけの役目
懇談では先生に責められ口調

叱り方が
どんどん厳しく激しく
叱っているのでなく気が狂って発狂しているというほどの
激しく 荒んだ日々

暴力も 物で殴るのも 車で山に捨てに行くのも
こんなことしたくないのにと
心にナイフが突き刺さりっぱなしの状態のような数年間




とうとう
長男が高校1年の秋に
私は長男に本気で殴られた

不意打ちの 後頭部
二発目は心臓あたり


ああ・・・この日が来たか
と思った


ただただわが子の人生が良くなって欲しいからと
叱ってきたのだけど

何もかもが悪循環で
憎まれて 殺されても仕方ないという気持ちもずっとあった



私は大声で泣いた

その時も
いつも二階の自室にこもっている夫は降りてこなかった

無関心・・・・・・

そんな夫も
後で思えば発達障害の一種なんだろう
と許せるようになったが


当時の心はもう
ズタズタだった




自分がされたことない
幼い頃の親からの暴力

私は長男に一生絶対に消えない深い深い傷を負わせた



次の日長男から、

謝罪の言葉と
「もう一緒に暮らすべきでない。施設にでも入れてくれ」
と言うメールが来た

母が
「うちで暮らしたらええやん」
と言ってくれた

(母の家はすぐ目の前)

そのあと2週間ほど長男は母の家で暮らした


その後ずーーーっと長男がばーちゃん子なのは
そういう理由があって

彼女を私には会わせずばーちゃんと会わすことが多いのもそういう理由だった




母が長男と暮らして数日後

「あんた・・・、あの子、普通ちゃうで」
と言ってきた

そうして初めて私は
「怠けていてやる気がない子」と言うわけでなく
「持って生まれた何か」なのかも・・・・・

と、検索しまくり「発達障害」と言うものを知ったのだった








「育て方を間違えた」というのは

今の長男を否定するような意味合いではない

動物が好きだし
ばーちゃんに優しい
(働き出してから ばーちゃんを誘って釣りに連れていったり食事に連れていったり)

優しい心をちゃんと持った人間に育ってくれた

しーちゃんの時には
私に直接ななにもなかったが
「おかん大丈夫?」とばーちゃんにLINEしてくれていた



ただ私が負わせた傷の深さは計り知れない


自己肯定感が低いだろうし
刹那的な楽しみを優先して先の事を考えない
(いつ死んでもいい的な言葉が多い。
親に傷つけられ続けたからだと思う)


そんな長男が
どんな風に恋愛をしているんだろう

今回の子は付き合いが長くなっていたので
耐えてばかりで彼女に負担がかかっているんじゃないだろうか

付き合って一年後くらいから同棲をしていたので
一緒に暮らし始めたらだらしなさ過ぎてきっとすぐに捨てられるだろう・・・

と思っていたが
2年・・3年・・・と経っても
まだ続いている

「普通でない」あの子と一緒に居るのは
めちゃくちゃストレスなんじゃないんだろうか


長男の口ぶりから
昭和の男が嫁さんを語るような雰囲気で

「ちゃんと大事にして愛しく思ってる」雰囲気がゼロだったのがすごく気になっていた





# by kunimanga | 2023-09-09 11:04 | ★人生観 | Comments(0)
2023年 09月 08日
長男の恋愛 その1
恋愛経験と言うのは
多いほどいいと思っている
(極端に多すぎなのは別として)

恋愛感情って
本能からくるものなので
無理に抑えることもないし

脳も、心も
すべてを支配されるくらいの感情だけど
一時的なまやかしに過ぎないという認識も持っておいた方が良い

でないと恋が終わったときに
生きていたくなくなってしまうほどに心を喪失するから

恋が終わってどれだけ喪失感に襲われても
その辛さも時間薬で必ず薄れていくものだし

生きている意味は恋以外にたくさんあるのに
恋が終わった時、特に「終わらせた側」でない場合

全世界からアンタは不必要だと言われたような
とてつもない虚しさに襲われる


私自身は
恋の経験はないよりあった方が良い
こんな私でも経験できた

と思うようにしていた

そしてつらい経験ほど
きっとこれも誰かの辛さを理解するのに役立つだろう
と思っていた

そう思おうとしても
その当時は数日間は蚊の鳴く声くらいしか出ないくらいに
ただ息をして生きているだけの状態だったけど

生きていたってしょうがないけど
死ぬ勇気もないし
親が悲しむし・・・
とりあえず今日を生きて過ごすか・・・
と言うような気持も経験したことがある


過ぎてしまえば
あの気持ちは何やったんや
と思うほど興ざめしたり
しょーもな~と自分で笑えてしまうような事だったりする場合も多い

でも恋愛感情って本当に不思議なんだよな~~~~
音楽のほぼすべてはそんなことを歌ってるし


すごいエネルギー源になったり
心を揺さぶられたり
やっぱ「無い」より「ある」ほうがええんよな




こんないろんな経験は子どもの時に役立つ・・・とも、思ってはいない

母親が息子の恋愛に口出す必要なんてないし



でも息子の恋愛を見てきて
やっぱりこんな性格だから
色々色々考えて感じることがある

(もちろん口出しなんかは一切しない)





長男(25歳、もうすぐ26歳)は恋多き男だった

高校時代からハタチまでのあいだに
私が知ってる範囲で
のべ6人と付き合った
(のべと書いたのはうち一人とは一度別れて他の人と付き合った後もう一回付き合ったから)

私も詮索しないし長男も特に詳しい報告してこないので他にもいたかもしれない。

ちなみに詳しい報告は無くても時々ぽろぽろと話してくることはわりとあった。
私が詮索しないし口出しもせず聞いてたからだと思う。


20歳の時
(たぶん)7人目の彼女と付き合いだした(ようだった)


私は息子の彼女とはこちらからコンタクトとったり歩み寄ろうとは決してしない

嫌がられることだとわかってるし

特に長男に関しては
またすぐ別れるかもしれないし
変に親しくなってもしょうがないと思っていたので
「なにも」しなかった

ケーキ屋さんに勤めてる子だそうで
ある時私の誕生日にケーキをくれた
息子が持って帰ってきたもので
長男に「ありがとうって言うといて~」と言ったが
長男がそれをちゃんと伝える子かどうか自信はなかった

で、むこうからそんなことしてくれるなんて
優しい子だな~~~と思った

思ったけど、こちらから距離を詰めることはきっと嫌がられる
なのでその後も私は「何も」しなかった


我が家は散らかってて私が「縄張り感」がすごい人間なので
過去の彼女含め息子たち関連のお客様を家に入れたことがない

彼女も家に来たことがない
来たとしても庭だけとか
長男も「連れてくる」とも言わないので
私も外に出て挨拶なんかもせず

私はとにかく「関わらないでおこう」と言う姿勢で

それを「感じ悪い」とか
「息子の彼女に敵対心持ってる」とか誤解されたらいやだなーとは思ってたんだけど

長男と付き合ってくれてありがとう~
私は変にでしゃばらんとくよ
と言いたかったけど会う機会もなかった


鳩を飼っている子だと聞いていたので
動物好きで優しい子なんだと容易に想像できた

長男はおばあちゃん子で
私の家の前に母の家があるので
彼女を連れてきたとき
母は庭でなんどか彼女とも会って話したようだった

母「優しい子やで~~、控えめな態度で」

そうやろなあ・・・



その彼女と長男の付き合いは
それ以前の彼女に比べて長くなっていった

私は心配していたことがあった

長男は他の彼女を捨ててその彼女と付き合い始めた時、

「前の彼女は我が強かった。ワガママはあかん」
「今度の彼女はワガママちゃう」

そう話していたことがずっと気になっていた

それってあんたにとって都合ええもんしか要らんってことやんなあ・・・

控え目で我慢ばかりするタイプの子はそのうち病気になるんちゃうやろか・・・

どっち側が多めに惚れて始まった付き合いかは知らないが
長男は結構問題ありな性格なんだけど発達障害特有の魅力がある子だから
今までモテてたこともあり

彼女の方が長男に惚れこんで
「自分」を抑えて我慢してるんじゃないかなあ
と想像していた




長くなるので続く





# by kunimanga | 2023-09-08 12:42 | ★人生観 | Comments(0)