恋愛経験と言うのは
多いほどいいと思っている
(極端に多すぎなのは別として)
恋愛感情って
本能からくるものなので
無理に抑えることもないし
脳も、心も
すべてを支配されるくらいの感情だけど
一時的なまやかしに過ぎないという認識も持っておいた方が良い
でないと恋が終わったときに
生きていたくなくなってしまうほどに心を喪失するから
恋が終わってどれだけ喪失感に襲われても
その辛さも時間薬で必ず薄れていくものだし
生きている意味は恋以外にたくさんあるのに
恋が終わった時、特に「終わらせた側」でない場合
全世界からアンタは不必要だと言われたような
とてつもない虚しさに襲われる
私自身は
恋の経験はないよりあった方が良い
こんな私でも経験できた
と思うようにしていた
そしてつらい経験ほど
きっとこれも誰かの辛さを理解するのに役立つだろう
と思っていた
そう思おうとしても
その当時は数日間は蚊の鳴く声くらいしか出ないくらいに
ただ息をして生きているだけの状態だったけど
生きていたってしょうがないけど
死ぬ勇気もないし
親が悲しむし・・・
とりあえず今日を生きて過ごすか・・・
と言うような気持も経験したことがある
過ぎてしまえば
あの気持ちは何やったんや
と思うほど興ざめしたり
しょーもな~と自分で笑えてしまうような事だったりする場合も多い
でも恋愛感情って本当に不思議なんだよな~~~~
音楽のほぼすべてはそんなことを歌ってるし
すごいエネルギー源になったり
心を揺さぶられたり
やっぱ「無い」より「ある」ほうがええんよな
こんないろんな経験は子どもの時に役立つ・・・とも、思ってはいない
母親が息子の恋愛に口出す必要なんてないし
でも息子の恋愛を見てきて
やっぱりこんな性格だから
色々色々考えて感じることがある
(もちろん口出しなんかは一切しない)
長男(25歳、もうすぐ26歳)は恋多き男だった
高校時代からハタチまでのあいだに
私が知ってる範囲で
のべ6人と付き合った
(のべと書いたのはうち一人とは一度別れて他の人と付き合った後もう一回付き合ったから)
私も詮索しないし長男も特に詳しい報告してこないので他にもいたかもしれない。
ちなみに詳しい報告は無くても時々ぽろぽろと話してくることはわりとあった。
私が詮索しないし口出しもせず聞いてたからだと思う。
20歳の時
(たぶん)7人目の彼女と付き合いだした(ようだった)
私は息子の彼女とはこちらからコンタクトとったり歩み寄ろうとは決してしない
嫌がられることだとわかってるし
特に長男に関しては
またすぐ別れるかもしれないし
変に親しくなってもしょうがないと思っていたので
「なにも」しなかった
ケーキ屋さんに勤めてる子だそうで
ある時私の誕生日にケーキをくれた
息子が持って帰ってきたもので
長男に「ありがとうって言うといて~」と言ったが
長男がそれをちゃんと伝える子かどうか自信はなかった
で、むこうからそんなことしてくれるなんて
優しい子だな~~~と思った
思ったけど、こちらから距離を詰めることはきっと嫌がられる
なのでその後も私は「何も」しなかった
我が家は散らかってて私が「縄張り感」がすごい人間なので
過去の彼女含め息子たち関連のお客様を家に入れたことがない
彼女も家に来たことがない
来たとしても庭だけとか
長男も「連れてくる」とも言わないので
私も外に出て挨拶なんかもせず
私はとにかく「関わらないでおこう」と言う姿勢で
それを「感じ悪い」とか
「息子の彼女に敵対心持ってる」とか誤解されたらいやだなーとは思ってたんだけど
長男と付き合ってくれてありがとう~
私は変にでしゃばらんとくよ
と言いたかったけど会う機会もなかった
鳩を飼っている子だと聞いていたので
動物好きで優しい子なんだと容易に想像できた
長男はおばあちゃん子で
私の家の前に母の家があるので
彼女を連れてきたとき
母は庭でなんどか彼女とも会って話したようだった
母「優しい子やで~~、控えめな態度で」
そうやろなあ・・・
その彼女と長男の付き合いは
それ以前の彼女に比べて長くなっていった
私は心配していたことがあった
長男は他の彼女を捨ててその彼女と付き合い始めた時、
「前の彼女は我が強かった。ワガママはあかん」
「今度の彼女はワガママちゃう」
そう話していたことがずっと気になっていた
それってあんたにとって都合ええもんしか要らんってことやんなあ・・・
控え目で我慢ばかりするタイプの子はそのうち病気になるんちゃうやろか・・・
どっち側が多めに惚れて始まった付き合いかは知らないが
長男は結構問題ありな性格なんだけど発達障害特有の魅力がある子だから
今までモテてたこともあり
彼女の方が長男に惚れこんで
「自分」を抑えて我慢してるんじゃないかなあ
と想像していた
長くなるので続く