8月下旬
7月頃に長男の恋が終わっていたことを知った
友達の結婚式に行くから礼服だしてといてという
LINEのやり取りの中で「わかれた」と一言
彼女が「黙って」出て行った
と・・・・・・・
あああ・・・・・・
そうかあ・・・・・・・・
そうなんかあ~・・・・・・・。
やっぱりな・・・・・・・
長男は本当に結婚はしたくないと断言していたからなあ
彼女は25歳(誕生日迎えてたら26歳)
やはり、この先を考えて判断したんだな
(それ以外の理由もあるかもしれないけど
私の知ってる情報の中ではそれが唯一の二人の食い違いだった)
「黙って」出て行ったことに
長男は腹を立てていた
追いかけるでもなく
事情を聴こうとコンタクトとるでも(たぶん)なく
実際はどうなのか知らないが
私との会話の中では
ただ 憎らし気に表現していた
あいさつできん人間は嫌いや、とか
後で置いて行った家電家具代を請求されたことで
余計立腹していた
(私はお金は払うべきだと思うが…)
結局そのやりとりで長男が怒った言葉を出したのだろう、
「お金はもういい」「こわいからいい」と言ってきた
それに関しても
長男は「きもい」と表現していた
私はそれがすごく悲しかった
長男に結婚の気がないとしても
好いて結婚したいと思ってくれて
数年間寄り添ってくれていた子
鳩と、途中からオカメインコも飼っていたので
その鳥たちと急にいなくなったこと
長男にとってはかなりなショックだっただろうし
寂しいに決まってるのに
寂しい、とは、絶対表現しない
素直に「自分は寂しいんだ」と自覚してほしいのに
ただ腹を立てている
「こわい」と言わせるほどに
長男が怒りを表したということも
本当に悲しい
「黙って出ていく」
長男にとってはとても腹立たしいのだろうか
私は
そうせざるを得なかった彼女が
どれだけ思い詰めて
どれだけ泣いたか
それを想像すると胸が痛かった
その彼女の気持ちを全く想像できてなさそうな長男が
悲しかった
私はさだまさしファンで
中学生の時から聴いている
さだまさし(さん)の曲は
すべての曲に物語がある
人生の中で出会う色んなシーンがあって
登場人物の心の中だけでなく
風景も目の前に浮かんでくる
中学生の時聴いて衝撃を受け
それからずーーーーーーーっと
何十年も大好きな
別れのシーンの曲がある
「晩鐘」と言う曲
二番の歌詞の途中
心変わり告げる君が痛々しくて
思わず言葉を遮った僕
ここを聴いて・・・
えっ、、、と驚いた
なかよし、ちゃおなどの少女漫画で育った私
こんな、振られる側が相手を思いやるなんて、
そんなこと、ありえる???
とめっちゃびっくりした
二番の歌詞の最後の方
君は信号が待ちきれなかっただけ
例えば心変わりひとつにしても
一番驚いているのはきっと
君の方だと思う
振られるという
とてつもなく辛い場面で
自分より相手を思いやる
こんな歌詞の曲は当時の私は知らなかった
探し回ったら他にもあるんだろうけど
ここまで優しい主人公の歌が他にあるだろうか
大体失恋の歌なんて
君を失う僕はこんなにも辛いんだ!!!
ってことを歌った曲がほとんどだ
私がカラオケでよく歌う「最後の雨」なんかも
曲は好きだが歌詞はめっちゃ自己中だと思う
「誰かにとられるくらいなら強く抱いて君を壊したい」
↑おいおいストーカーやんけ(笑)
さすがさだまさし(さん)だなあ~~~~と
何十年もこの曲が好きで聴いていて
ずっとあとで
子育て期間中は買ってなかったアルバムを大人買いした中に
また同じ心情を
今度はとてつもなく温かいメロディーで
もっと深い歌詞で
歌った歌を見つけた
エキサイトブログは一記事につきYouTube動画は一つしか貼れないので
リンク貼っときます
イントロからして
私の大大大好きな
クラシックギターの音で始まるので
聞き入っていると
始まる二人の物語
小さなアパートで暮らし始めた二人・・・
温かい温かいメロディー
これは別れの歌ではなさそうだな・・・
と思って聞いてると
隣は貧しい画学生
廊下まで絵の具をにおわせて
いつでも腹を空かしてたっけ
お前の料理に救われていた
え~アパートの隣の男の子に料理差し入れ??
こりゃドロドロドラマやと浮気になる展開やん~
でもこのメロディーでそれはないやろう・・・
と思ったら
優しい温かーいメロディーのまま・・・
いつしかお前は絵描きに惚れて
ひっそり二人で出て行った
えええっ・・・そうくるう~~~
ドロドロドラマの内容をこんな優しいメロディーで歌う~~~??
少しも恨んじゃいないんだ
お前が一番苦しんだはず
ああ・・・「晩鐘」と同じく
やっぱさだまさしだな~~~
人と言うものは 哀しいもの
生まれて生きて 誰かと
出会い愛し合い 時に憎みあい
別れ そして死ぬるまで
おのれの舵すら おのれで取れず
迷い迷って生きている
うぉおおおお~~~
めっちゃええ曲~~~!!!!!!!!
クラシックギターがまたぴったりぃ~~~~!!!!!!!!!
長男の彼女の場合は
心変わりではなかったと思う
長男も辛いんだろうけど彼女がどれだけ泣いただろうかと思うと
心変わりであってくれた方が救われると思ってしまうが・・・
多分違うだろう
しーちゃん亡き後私を思いやってお菓子をくれたのはつい最近の事だ
だからこの歌の場合とは違うんだけど
「振られる側が振る側を思いやる」
その思いやりの心を、長男にも持っていてほしかった
振るのだって、ものすごく辛いのだ・・・
今は無理でも数年後にでも
そんな気持ちが芽生えてほしいと思う・・・